台風が来ても休めない現実。誰もが自分のために生きたいはずなのに、なぜか周りのために生きるような人生になってしまう。長く生きれば生きるほど、背負うものが増えていって、それが罪のように重くのしかかる。何のためにこんなに苦しんでいるのか? 何のために生きていくのか?そんな風に考えると、生きる意味さえ見失いそうになる。
そんな時こそ、思うのだ。俺の人生を楽しくしてくれるような、全てを吹き飛ばしてくれるような台風よ、来い!今の俺を縛りつけるものを全て破壊してくれるような強烈な嵐が来れば、もしかしたら新しい道が見えるのかもしれない。日々のルーティンやくだらない義務から解放され、自分の本当の欲望や生きる意味を再確認できるのではないか。
だからこそ、俺は待っている。台風のような変化を、俺の人生をひっくり返してくれる出来事を。それが訪れる日まで、この不条理な世界で耐えて生き抜くしかないのかもしれない。