いやはや、選挙になると急に「選挙に行こう!」と芸能人たちが揃いも揃ってアピールし始めるのを見るたびに思いますね。「ああ、こりゃまた誰かのポケットに札束が転がり込む案件だな」と。普段は政治の話なんてしない面々が、どこからともなく湧いたように「投票へ行きましょう!」と叫ぶその姿。まるで、Amazonプライムセールが始まるたびに必ず現れるインフルエンサーとそっくりじゃないですか。とことん薄汚い世界ですよね。
どうせ誰かが後ろで札束を数えながら「よし、次はお前が一声かけておけ」とでも言っているんでしょう。あれだけ露骨に世間に「行け」と煽る割には、普段の生活で政治的な責任感や自らの行動が選挙に結びついているなんて微塵も感じさせない。急に正義の味方を気取って「行かないとダメ」と訴えるのは、何とも不自然なもんですよ。
もちろん選挙は大事ですけどね、だからってその「お願い」が芸能人のインフルエンス力を借りたマーケティング戦略の一環だと分かると、逆に胡散臭くなるもんです。これが商売の上手いやり方なのかもしれませんが、票と金の臭いが漂うたびに笑ってしまいます。いやはや、きれいごととビジネスの境界線が曖昧な現代、腐った現実ってのはますます「面白い」もんですね。